みんな電力 電力調達ポリシー
みんな電力は、電気の生産者と電気を使う皆さまを繋げる「顔の見える電力」のコンセプトのもと、全国の自然エネルギー発電所と直接契約しています。その際、自然環境へ大きな負荷をかけていないか、発電所とその建設地域との間で良好な関係を築けているかを重視し、以下の基準を設定しています。
必須事項
環境・地球・生態系
1.土地改変:自然環境や生態系へ影響懸念のある、土地の大規模な改変を伴わないこと。
2.土砂災害:発電所開発が、土砂災害につながらないよう十分に配慮されていること。
3.環境管理:排水、騒音、農薬、廃棄物など、環境管理が適切に行われ、必要とされる情報開示がなされていること。
4.適正処理:発電事業終了後の設備の処理費用が確保されている、または適切に確保が計画されていること。
5.林地開発:太陽光発電所について、パネル設置のために0.5ヘクタール以上の林地開発を行なっていないこと。
6.燃料種類:バイオマス発電所について、パーム油を使用していないこと。(パーム油生産においては、熱帯林破壊や野生動物への影響、労働者の人権問題、泥炭地開発に伴うメタンガス発生による温暖化影響などの懸念があるためです。)
7.燃料産地:バイオマス発電所について、輸入燃料を利用する場合は産出元が公開されており、森林伐採などの環境破壊や人権侵害を起こしていないこと。(国内バイオマス発電所が輸入燃料を利用する場合に、国外の森林伐採等につながることが懸念されているための項目ですが、国内燃料についても同様に環境破壊や人権侵害は容認されるものではありません。)
社会・人間
8.地域合意:地域住民の反対運動など大きな問題を抱えていない、または解決済みであること。
9.人権配慮:発電所開発および運営にあたり、労働者等の人権侵害を起こしていないこと。
10.法令遵守:法令を遵守していること。環境アセスメント対象事業については、その手続きを実施しており問題がないこと。
透明性・顔の見える
11.情報開示(基本情報):みんな電力ウェブサイトへ掲載するための、以下の基本情報を提供すること。
発電所名、発電者名、発電所住所(少なくとも市区町村レベルまで)、電源種別、出力、営業運転開始年月日(少なくとも年まで)。
推奨事項
環境・地球・生態系
12.環境保全:自然環境の保全と回復に貢献していること。収益の環境保全への還元などを推奨します。
社会・人間
13.社会貢献:社会に貢献していること。収益の地域社会への還元や、発電所見学の受け入れなどを推奨します。
透明性・顔の見える
14.情報開示(詳細情報):みんな電力ウェブサイト発電所一覧ページへ掲載するための、発電所画像を含む詳細情報を提供すること。
対象発電所
みんな電力がお客さまへ供給する再エネ発電所由来電力の調達先発電所。
対象発電所の例外
1.個人名義発電所:プライバシー保護の観点から、みんな電力ウェブサイトへの掲載時に別名義で掲載可能です。
2.小規模発電所:AC10kW未満の、家庭屋根上太陽光パネルなどの小規模太陽光発電所は、プライバシー保護の観点から、また環境と社会への負荷が小さいと想定されることから、当電力調達ポリシーの対象外とします。みんな電力ウェブサイトへの掲載は必須ではありません。
3.営業運転開始前の発電所:商慣習上非公開であるため、当電力調達ポリシーの対象外とします。みんな電力ウェブサイトへの掲載は必須ではありません。
電力調達ポリシーの更新
みんな電力は健全な再生可能エネルギーの普及および「顔の見える電力」のコンセプト普及を目指し、電力調達ポリシーを随時更新しています。更新前に電力調達を開始した発電所については、最新のポリシーに適合するよう順次調整して参ります。
最終更新日2024年12月2日
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▼ご参考:更新前の調達ポリシー(2024年12月1日以前)
みんな電力は、電気の生産者と電気を使う皆さまを繋げる「顔の見える電力」のコンセプトのもと、全国の自然エネルギー発電所と直接契約しています。その際、自然環境へ大きな負荷をかけていないか、発電所とその建設地域との間で良好な関係を築けているか、を重視し、以下の基準を設定しています。
- 電源開発にあたり森林や生態系など地域の自然環境へ大きな影響を与えていないこと
- 地域住民に受け入れられるよう合意形成がなされていること
- 燃料等は地産地消を指向していること。特にバイオマス発電については国内の資源活用を基本とする。海外からの輸入燃料を利用する場合には、輸入先で森林破壊や泥炭地の開墾、人権侵害を起こしていないことを開示していく努力をすること
- 発電した電力の富が社会的にも経済的にも発電所地域に還元される仕組みの構築を目指していること
- 事業の運営に当たっては、排水、騒音、農薬、廃棄物など、環境管理が適切に行われ、必要とされる情報開示がなされていること
- みんな電力が「顔の見える電力」(=電力のトレーサビリティ)を展開するために、発電所に関する情報をみんな電力ウェブサイトへ掲載すること